2010年12月18日土曜日

しあわせの横顔

12月13日(月)の日記 に少し書きました、漆作家・飯塚直人さん の工房訪問の時のことです。
一緒に伺った友人、ジローさん と Tomokoさん のブログをご覧の皆さまには
すでに飯塚さんのことや作品、工房での様子等々、すっかり伝わっていると思うので、
ここでは私の個人的な感想を。


しあわせの横顔

木地を作る旋盤を体験させていただいている様子を、ジローさんが撮ってくれてました。
こんな穏やかなしあわせそうな顔・・・するんだね・・・。 ちょっと驚き。
なんだろう・・・ 
よかったね、ジブン。。。  ちょっと胸いっぱい。
この日のことは、この横顔に集約されている感じです。

そら屋での私は、やはり気を張っているからか、キビシイ顔になっているのかな・・・
オフで会った知人に「今日は顔がやさしいネ」と言われて、妙に凹んだことがあります。
余裕の無さが顔に出ているんだナ・・・ と反省したり、行き場の無い想いがあったり。
オフはオフで、自分では「疲れた顔してるな~」・・・と思うことも多くて
自分のしあわせ実感と、身体に現れるゆとり度が、とてもアンバランスに思えていました。

よかった。。。
この時は実感と顔が一緒だ。
全身でしあわせだったんだね。。。
(「壊れっぷり」も全開でしたしね^^: 素で甘えていられる顔ぶれゆえです。)

うれしいので、ブログ登場。 (最初で最後かな?)
直接お会いしたことないけど読んで下さってる皆さま、はじめまして ^-^✿ 
キビシク無い時の店主です ^^v

そして、できた器がこちら。


難しかったですが、久々に、ひと所で集中していく感じの心地よさを味わい
陶芸を習っていた時のことを思い出しました。

外側はなかなかいい具合に出来たのですが、内側はだいぶ手こずって、
後半はチカラ尽き、すっかりセンセイ(飯塚さん)に削っていただきました。
アウトラインから察して下さるのか、私の望むラインはすっかりお見通し。
とても好きな感じに仕上げていただきました。

年輪の模様って、削っていくうちに出てくるのですね。
削ってみなければわからないこと
高速回転している旋盤を止めてみなければ見えないことが
ありました。

ふと人生を思います。
ひたすら吸収して、足して、積み上げていく時期と
形作ってきたものを、削って、手放して、核芯を研ぎ出していく時期とが
あるのかもしれません。


   漆のウの字も出てこない
日記になってしまいました^^:
感動ポイントありすぎで紹介しきれません。
モザイク仕様のコタツの天板、漆のなめらかスプーン、
超かわいい愛娘・天音ちゃん、
漆で落書きコーナー、お気に入りの数々…

うきうきするものや人と、こうしてつながっていけることに
ただただ感謝です。