2011年5月3日火曜日

六日町

帰省の折に④
南魚沼市・六日町は、今が桜の満開でした。



思いがけず、この春再びの桜。

残雪の白と、ブナの若葉の黄緑と、桜のピンクで彩られた坂戸山。
登山道の周りにはカタクリ、キクザキイチゲ、ショウジョウバカマが群生していました。
これから更に咲き揃ったら、それはそれは見事な花咲き山になるのでしょう。



上杉景勝公、直江兼続公ゆかりの坂戸山は
スカイツリーと同じく(つまり弥彦山と同じく)634メートル。
「一本杉」までゆるやかに登ると、六日町市街地が一望できました。
この町に暮らす人たちは、日々この山を見上げ、そして見守られているのかな・・・
ここから上は雪残る急斜面。もちろん引き返します。
さすがに簡単には人を寄せ付けない坂戸城(跡)。



最初に立ち寄ったのは、かねてより訪ねたかった駅舎の中の美術館
棟方志功アートステーション
心地よいしずけさ。そうそうたる所蔵作品。
狭いので展示数に限りがあるものの、それを感じさせない満足感でした。




ランチは*Mog.squared works さんで。
さすがは「カフェ天国・南魚沼」。
素晴らしい! 
アフターコーヒーまで満足。もっとゆっくりしてたいお店でした!



そして今回の本命は、トミオカホワイト美術館
学生の時以来、ようやく再訪することができました。
ここでも迎えてくれたのは「桜」。
わが越後高田に生まれた富岡惣一郎が描く、あたたかく静かな白の世界・・・
きらきらと波打つ水面・・・
天に広がる大輪の花火・・・
そして墨絵がまた格別に・・・
言葉は吸い込まれ、ココロだけになるひと時。。。



歩いて、食べて、眺めて、しゃべって、満喫しました。

これが地元だったら、いずこももっとゆっくり長居をしてしまうことでしょう。
いいなあ六日町。
上越でもそういうポイントをもっと見つけていこう。つくっていこう。



一日のシメは、兄も揃って「いろんなことにお祝い」の宴。
出かけた時以外、外食はほとんどしない我が家ですが
ちょっと特別な時には、この町の「間違い無し」のお店
「レストラン・リモージュ」さんへ。

今日はこんなに贅沢三昧でいいのでしょうか。
一皿ひと皿、一口ひと口が、しあわせです。

最後のデザートは、今日の一日を表すかのような
春爛漫、咲き揃いました! な一枚。

盛りだくさんの嬉しい一日。
みんなが元気であることに、感謝です☆