2010年11月8日月曜日

映画 「マザーウォーター」

先週11月1日(月) 長野グランドシネマズで観てきました。
「かもめ食堂」「めがね」「プール」を作ってきたプロジェクによる最新作 「マザーウォーター」。

2年前の「めがね」の時も、10月1日(映画の日)が月曜だったので、思い立って
長野まで行って観たのでした。

「めがね」の中のテーマのひとつは「たそがれる」ということだったのですが、
登場人物たちのようには「たそがれ」られない自分にちょっと打ちのめされて帰って来たのを
覚えています。

今回も、どこか違うテンションの自分を感じて、もやもやとしたまま帰ってきましたが、
私にとっては、オール京都ロケのこの映画を長野で観る、ということに意味があったので
まあよしとします。  
そんな想いも、またいずれ、書ければ。

3作品のスタンスは一貫しています。
答えは自らの中にある、と。

「あしたへは、ダイジなことだけもってゆく」 というキャッチフレーズ
に、
自分の内にあるダイジなものを、確認しに行った感じです。

大切にしたいもの
求めていきたいもの
今あるもの
今できること

すべてが移りゆくこと
流れていること

とても静かな映画でした。
言葉は少なく、愛しきものは多く、静けさの中の「音」が、印象的でした。

憧れや目指すべきカタチは、
映画やファンタジーの中ではなく、リアルな現実の中にあることを再確認したりもしました。

いつかまた時を経て観た時に、今とは違うものを感じさせてくれる予感が、すでにあります。
これからも、私は変わりゆくと思うから。


金色のパンフレットが入口横の本棚にあります。
どうぞご覧ください☆