2011年12月5日月曜日

卒業

頭の中で尾崎豊の「卒業」がリフレインしているけれど
た、た、か、い、からの、卒業・・・」ではなくて。



「バイク乗りからの卒業」
というのもちょっと違う


旅人であ
ることからも、気がつけば「卒業」している
区切るともなく、いつの間にかしなくなっていること
忘れてしまっていることがいろいろある

でも、
それらはまたいつでも始められること
バイクに乗ることも、旅に出ることも
それを望み、踏み出しさえすれば

ただ、
同じ場所には2度と戻れない
その覚悟のようなもの・・・
それが「卒業」の意味かもしれない


選ばなかった道は、
無かったと同じ
あるのは今来た道と
これから行く、まっさらな道




学生時代に全国を旅したのは初代のオンロードバイク
京都に就職してから一緒に過ごしてきたのはこのオフロードバイク
SUZUKI DJEBEL200

よく走ったね
たのしかったね
16年間、いろんなことがあったね

それを一番知っているコな気がして
次のたのしいことも見届けてほしくて
多分
手放せなかったのだと・・・

でもね
いつの間にか私は
ジェベルを伴わない道を歩んでる


傍にいてくれるのは
いつも天使
たとえ物であっても

大丈夫になるまで居てくれる天使

ようやく大丈夫になったということなのだと
感謝して手放そう

まだまだちゃんと走れるコだから
また次の誰かと新しい道を走れるように

手放せることに感謝して

どうもありがとう。

師走 吉日