2012年8月20日月曜日

ニッポンのおとうさん



日曜日、ほんの短い時間でしたが、図書館前での署名活動に参加してきました。

来館者は若者、子どもさん連れ、ご夫婦連れ。もちろん女性もたくさんいらっしゃいましたが、休日のためか、私がいつも行く平日よりも男性が多い印象でした。

「刈羽原発の再稼働についての県民投票を求める署名です。ご協力をお願いします」
という呼び掛けに、さて、皆さんどんな反応を示されると思います?

これはちょっと感動的でした。

好反応を予想していた子どもさん連れのママたちや若い方々(といっても有権者さんからしか署名していただけないので10代ではなく、20代~30代らしき方々のことですが)以上に、50~60~70代~といったお父さん世代の方々の反応が、とてもよかったのです。

そら屋ではお客様自体が圧倒的に女性が多く、店内で署名のお声掛けをさせていただいたのも、ほとんど女性で、むしろ男性には声掛けを遠慮してしまうような部分も実はあったのですが・・・
私の勝手な思い込みでした。

多くの会話は要しません。
取り立てて説明せずとも、サクッと一筆したためて下さるおとうさん方。
スルーせず、立ち止まって関心を示して下さるその多さに、私はひとり感動していました。

うまく言葉にできないのですが、「すごい」 のひと言。
世の中って、世のおとうさんて、こんなだったんだ・・・
たまに外に出てみるって、大事なことですね。

この国が(つまり国民である私たちひとりひとりが)直面している問題について、自ら情報を求め、考え、態度を表明する。
当たり前とも言えることですが、思考回避で態度保留、もしくは判断責任他者委譲、みたいな風潮も目にする中で・・・
署名を終えて去っていく姿は、なんとも頼もしく、かっこよいものでした。


高度経済成長を支えてきたニッポンのおとうさんたち。
リタイアしても確かに社会を支え続けているおとうさんたち。

「食の安全を」とか「子どもを守りたい」という感情面では女性の活躍が先行するシーンも多いですが、原発がシステムとして破たんしている点や、組織としての隠ぺい体質が問われるシーンでは、やはりこの無口かつ無愛想の男性たちの客観的判断や正義感が大いに発揮されるように思われました。

もちろん、今回の署名は反対署名ではないので、再稼働賛成の方もおられましたが
それはそれでまた白票よりも潔く明快で、対話の始まりだと思います。


父の日よりも母の日が盛大だったり、オリンピックでも「支えてくれたのは母でした」とか、
おとうさんはおかあさんにかなわないことがたくさんあるみたいですが・・・


白髪になっても、筋骨隆々でなくなっても、
かっこいいです。 ニッポンのおとうさん。




県民投票を求める署名は8月22日(水)で締め切られます。
22日も高田図書館前で、署名活動が行われる予定です。
代表請求人の方がおられますので、上越市以外(妙高市、糸魚川市など)
にお住まいの方でも署名することができます。
私も一筆!と言う方はどうぞお出かけください。

上越市にお住まいの方は、そら屋でも
最終日22日の為に署名用紙を確保しています。
どうぞお声掛けください。

お盆休み前までに店内でお預かりした署名80名様分は
確かに提出いたしました。

快くご協力いただきました皆さま、
 関連の対話中に諸々の進行を待っていて下さった皆さま、
どうもありがとうございました。
心から感謝です。