和ちゃんにも、したいこと、成せたはずのことがたくさんあっただろうに。
厳密に言えば、和ちゃんのことはもっと日常的に想っている。
なんたって、そら屋の小上がり窓辺にある衝立は彼女が高校時代に描いた油絵に枠づけしてもらったものだから。
彼女の故郷・大牟田でいとなまれた葬儀に伺った折、ご実家に残されたたくさんの作品の中で目にとまった
「オレンジのヒカリ」。 (勝手に名付けさせていただいたタイトルです)
母上に、「私が和ちゃんに話していた夢をいつか叶え、店を構えた時には、どうかこの絵を貸してください」
とお願いしていたものでした。
「オレンジのヒカリ」。 (勝手に名付けさせていただいたタイトルです)
母上に、「私が和ちゃんに話していた夢をいつか叶え、店を構えた時には、どうかこの絵を貸してください」
とお願いしていたものでした。
「和ちゃんの分まで」、などど言えるような生き方はできていないけれど
私が成り代わらなくとも、和ちゃんの人生の軌跡はちゃんと生き続けている。和ちゃんの絵は私と一緒に、日々、そら屋の歴史の中に刻まれているよ。
生命力に満ちた「オレンジのヒカリ」が、いつもそら屋を照らしてくれている。
今日もありがとう。
今日もありがとう。