そら屋を語る上で欠かすこことのできない
女性ふたりの手芸ユニット「
スミレ屋」のことは
長い付き合いながら、うまく説明できないのですが
このブログを見てくれている上越近辺の皆さんは
あらかたご存知だと思いますけれども
先頃「
城下町高田・花ロード 」とあわせて2年ぶりに開催された彼女たちのイベント
「
お茶の間雑貨・スミレ屋 」 にお邪魔してきて改めて思ったのです
それはまるで
「彷徨える幻の湖」 のごとく
時折
気まぐれに (でも確信的に)
いくつかの決まった(彼女たちお気に入りの)ポイントに
一日、あるいは数日間だけ現れて
日暮れと共に、土に浸みこむようにして消えていく・・・
けれど彼女たちは確かにこの町に在りて
そのうちまた現れては、町びと、旅びとたちの行き交う場となり
こころ潤おすオアシスとなる
スミレ屋を慕う者たちは
彼女たちがそれぞれの場とそれぞれの時間で満ち充ちたのちに
次はいつ、どんなカタチで現れてくれるのだろうかと
静かに心待ちにしている・・・
そういう存在に
いつしかなっているのでないかな、と
いわゆる「手芸家」の域を越えて
もう、そこから物語がうまれる場に
なっているね☆
カフェではないので
お茶もお菓子も出ませんが
でも、そこには指先から生み出されたモノたち
いとおしさで選ばれたモノたち
そして出会いと再会と笑顔がいっぱい
世には人と人をつなぐいろんな「場」がありますが
こういうカタチもあるのだなあ。。。 と
そういうものになろう、と彼女たちが思っているかはさておき
そういう、笑顔がたくさん交わされる場が、結果的に育っていくことって
あるのですね
それはどんなペースであれ
発信し続け、好きなことを磨き続け、自身も求め、
新旧のつながりを大切にしながら、楽しいことを追求している・・・からなのかな
彼女たちの続け方、営み方のすごさ、その尊さを
今回しみじみと感じたのでした
以下、恥ずかしながら私の出展品
(スミレ屋マイヤさん撮影)
私ったらテンション上がり過ぎて自分のだけ撮っていませんでした
今回、スミレ屋のふたりに呼んでもらった当初は
ちょっとおよび腰でした
そら屋を閉じ、新潟に転居してから、訪ねて来る時はいつも
「自分は今ココにいないんだ」感と、別れ時の淋しさに負けてしまっていて・・・
(そして今は更に遠方、郡山暮らしだし・・・
でも、「この箱なあにSHOW!!」の展示に混ぜていただいて
お宿まで借してもらったお陰で
高田に行けばいつもお邪魔させてもらう「文化協会」ねーさんずトークに加えて
夜は別の友と「新・雁木亭」で腰を据えてのたっぷりトーク
翌日は朝から夕方までこれまたゆっくりと
(と言ってもあっという間なのだけれど
スミレ屋バックヤードでは膝つきあわせて憧れの「出前ランチ」
久々の高田を二日間大満喫させてもらうことができ・・・
このくらい居ないと、まさに「ハナシにならん」てこういうことね、とわかるような
今回は存分にハナシができた感いっぱいで
こんなにハイテンションで楽しかったのは、ココ最近では一番!
と思うような満足感
たくさん再会して、よくしゃべったな~~ と思い、なにげなく数えてみたら・・・
二日間で40名!(の旧知のひとと会えて話せました!
平素に行くのと違って、商店街のお祭り期間なので皆さん出歩いていたこともあり
スミレ屋の吸引力あり、ゆりちゃんが「店主出没情報」を流してくれたこともあり
それにしてものナイスタイミングはミラクルパワー健在ですな、の感ありで
うれしかった(/_;)
わいのわいの迎えてもらったこと
マエノメリな再会
ぬくぬくとした里帰り感
「あの時確かにココに居た」感
それぞれに変化しながらも、つながっていられる感・・・
よくお母さんと一緒に来てくれていた女の子ともバッタリ
もう、ひとりで町を楽しんだりできるんだね
中学3年生になっていたり
高校3年生になっていたり
眩しさは、きらめき
淋しさより、うれしさ
この街に居た時と同じ気持ちで、
出会いと別れと、うれしさと感動と
いろいろを感じることができました
この度は、手放せないこまごまとしたものを入れた箱・入れ物
を展示したのですが
そら屋を閉じた年が印字されているこの缶に入れているのは
そら屋の鍵をつけていた歴代キーホルダーと
マイヤさんが作ってくれたそら屋グッズのバッヂと
同じ年に手放した、10数年連れ添ったバイクのキーホルダー
開けると、まだ胸いっぱいです
また閉じて、大切に持っておきます
(マイヤさんが写してくれたお陰で素敵な記録になりました)
この日の帰路は、みごとな夕焼け
いつものような淋しさはなく、満ち足りて
みんなの笑顔の余韻に、ついまた顔がほころんでしまうような
さあて、お次は。。。! と気持ちも前を向いて走りました
再会した全てのみなさんや、居なくても話題にのぼった方々
展示された、いとしい箱(と中身)たち
スミレ屋のふたりと、その「お茶の間」ワールド
高田の街並み、高田の町でそれぞれに営む人たち。。。
全てからたくさんのパワーをもらって
私もがんばるぞ (*´∀`*)q と
改めて
スペシャル・サンクス for スミレ屋
* * *
アップするのがちょうどメモリアルデーになりました
2015.10.28
そら屋閉店3周年☆
スペシャル・サンクス for たびのそら屋な皆様 too!
また元気に会いましょう!